かなり古い時代と思しき黄銅製コインの分析|“CIVITAS LVTETIA”刻印

📝 ご依頼内容
東京都在住のコレクター様より、「古い西洋コインのようだが詳細不明のため、成分分析と歴史的な推定をお願いしたい」とのご依頼。正面に横顔、縁にラテン語の文字があるが、読み取りが難しい状態とのこと。
- 依頼者種別:コイン古銭コレクター
- ご依頼品:古い外国コイン
- 地域:長野県
🔬 分析結果(構成元素の濃度)必須 660円

🔹 鑑定士コメント(任意)+550円
X線分析により、主成分として銅(68.41%)、亜鉛(21.03%)、ニッケル(9.44%)を含む三元黄銅(高ニッケル黄銅)であることが明らかになりました。これは通常の赤銅系コインよりもやや硬質かつ耐腐食性の高い素材であり、装飾品や中期の工業用途合金にも類似する組成です。
また、銀(Ag 0.36%)、鉄(Fe 0.55%)、スズ(Sn 0.19%)などの微量元素も含まれており、素材としては多元素系の鋳造合金に分類されます。
本分析は非破壊方式による表面成分の測定であり、製造年代・鋳造方法・真正性については判断しておりません。
📈 スペクトル分析(任意)+660円

💬 スペクトル分析解説(任意)+550円
本件試料に対して行ったX線蛍光分析の結果、以下の主要元素を確認しました:
銅(Cu):68.41%
亜鉛(Zn):21.03%
ニッケル(Ni):9.44%
微量成分として:鉄(Fe 0.55%)、銀(Ag 0.36%)、スズ(Sn 0.19%)、鉛(Pb 0.026%)など
これらの数値は、三元黄銅(Cu-Zn-Ni)の典型的な組成に類似しています。ニッケルの含有比率が比較的高く、耐摩耗性や耐食性の向上を意図した合金設計である可能性が示唆されます。
スペクトル上では、CuとZnのKαピークが明瞭に観測され、NiのKαも独立して確認できました。微量のAgやSnについてもスペクトル上の対応するピーク位置に一致する信号が検出されています。
📸 刻印確認(画像付き)+880円

💰ご利用料金のご案内 ※追加オプションあり
項目 | 内容 | 簡易分析 | プレミアム分析 |
---|---|---|---|
構成元素の濃度分析 | 主な金属(例:金・銀)の濃度を測定 | ✅(660円/箇所) | ✅(660円/箇所) |
※鑑定士コメント | 現役査定員の所感を簡易テキストで記述 | +550円 | +550円 |
※スペクトル分析 | スペクトル分析グラフ(装置出力)を添付 | ❌ | +660円 |
※スペクトル分析解説 | スペクトルの読み方・傾向を解説 | ❌ | +550円 |
※刻印確認(画像なし) | 刻印内容をテキストで報告 | ❌ | +550円 |
※刻印確認(画像付き) | 拡大画像+テキスト報告付き | ❌ | +880円 |
※天然ダイヤ判定 | 天然か否かの簡易判定・コメント付き | ❌ | +880円 |
🧪 分析方法について
にじや質店X線ラボでは、非破壊式の蛍光X線分析装置(Spectro SCOUT)を使用し、表層部に含まれる金属元素を高精度で判定します。
660円からの低価格で全国対応。依頼品と分析結果は翌営業日に返送します。
実店舗でのX線分析・質預り・買取・相談にも対応しています。
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📮 ご利用はこちらから
🔧 備考
※本ページの内容は、ご依頼者様の許諾を得て掲載しています。
※分析結果は、非破壊型の蛍光X線分析装置による表面分析に基づいた参考情報です。
- 本サービスは、素材の構成金属に関する情報を提供するものであり、売買価格・真正性・価値を保証するものではありません。
- ご依頼品の構造や形状、表面処理の状態によっては、実際の材質と異なる結果が出る可能性があります。
- 分析結果や鑑定士コメントは、査定・売却・鑑定などの最終判断の補助資料としてご利用ください。
判断責任はご依頼者様に帰属します。 - 本サービスのご利用または分析結果に基づく判断・行動により生じた損害について、当社は一切の損害賠償責任を負いません。
- 他社の分析結果・鑑定内容との比較、検証、評価に関するご相談には対応しておりません。
- LINEやメール等による追加の真贋相談・価格査定依頼・無料の再解析要求などには一切応じておりません。
- ご不明点がある場合は、再度の正式依頼、または専門機関へのご相談をご検討ください。