個人コレクター依頼|二朱判金の金含有率と構成元素を分析

📝 ご依頼内容
江戸時代の小判金の一種である「二朱判金」について、
個人の古銭コレクター様より「成分組成を数値で把握したい」とのご依頼をいただきました。
外観の雰囲気や重量からは本物の可能性が高そうに見えるものの、
金と銀の含有比率がどのようになっているかを知りたいとのご要望でした。
本件はあくまで資料価値や学術的興味に基づく調査であり、
売買や真贋判断を目的としたものではありません。
そのため当ラボでは、非破壊方式によるX線成分分析および重量測定を実施し、
構成元素を客観的データとしてご報告しました。
- 依頼者種別:個人
- ご依頼品:二朱判金
- 地域:山梨県
🔬 分析結果(構成元素の濃度)必須 660円

🔹 鑑定士コメント(任意)+550円
X線分析の結果、主成分は金(Au)53.98%、銀(Ag)45.27%となっており、
いわゆる「金銀合金」の構成であることが確認されました。
また、微量のゲルマニウム(Ge 0.52%)やロジウム、ビスマスなども検出されましたが、
全体のバランスからみて製錬技術に起因する微量混入と考えられます。
電子天秤による実測では 1.676g を計測しました。
なお、当ラボはあくまで非破壊分析による客観データ提供を目的としており、
真贋や鑑定の可否についての断定は行っておりません。
データは参考資料としてご活用ください。
📈 スペクトル分析(任意)+660円

💬 スペクトル分析解説(任意)+550円
本件では、X線蛍光分析装置を用いて非破壊のスペクトル分析を実施。
スペクトル上では、金(Au)に対応するピーク(約9.7 keV付近)と
銀(Ag)のピーク(約22 keV付近)**が確認されました。
これらのピークの形状・強度比率は、分析結果で示された金約54%、銀約45%という構成比とも整合しております。
📝 量目確認(非オプション)

📸 刻印確認(画像付き)+880円






💰ご利用料金のご案内 ※追加オプションあり
項目 | 内容 | 簡易分析 | プレミアム分析 |
---|---|---|---|
構成元素の濃度分析 | 主な金属(例:金・銀)の濃度を測定 | ✅(660円/箇所) | ✅(660円/箇所) |
※鑑定士コメント | 現役査定員の所感を簡易テキストで記述 | +550円 | +550円 |
※スペクトル分析 | スペクトル分析グラフ(装置出力)を添付 | ❌ | +660円 |
※スペクトル分析解説 | スペクトルの読み方・傾向を解説 | ❌ | +550円 |
※刻印確認(画像なし) | 刻印内容をテキストで報告 | ❌ | +550円 |
※刻印確認(画像付き) | 拡大画像+テキスト報告付き | ❌ | +880円 |
※天然ダイヤ判定 | 天然か否かの簡易判定・コメント付き | ❌ | +880円 |
🧪 分析方法について
にじや質店X線ラボでは、非破壊式の蛍光X線分析装置(Spectro SCOUT)を使用し、表層部に含まれる金属元素を高精度で判定します。
660円からの低価格で全国対応。依頼品と分析結果は翌営業日に返送します。
📮 ご利用はこちらから
🔧 備考
※本ページの内容は、ご依頼者様の許諾を得て掲載しています。
※分析結果は、非破壊型の蛍光X線分析装置による表面分析に基づいた参考情報です。
- 本サービスは、素材の構成金属に関する情報を提供するものであり、売買価格・真正性・価値を保証するものではありません。
- ご依頼品の構造や形状、表面処理の状態によっては、実際の材質と異なる結果が出る可能性があります。
- 分析結果や鑑定士コメントは、査定・売却・鑑定などの最終判断の補助資料としてご利用ください。
判断責任はご依頼者様に帰属します。 - 本サービスのご利用または分析結果に基づく判断・行動により生じた損害について、当社は一切の損害賠償責任を負いません。
- 他社の分析結果・鑑定内容との比較、検証、評価に関するご相談には対応しておりません。
- LINEやメール等による追加の真贋相談・価格査定依頼・無料の再解析要求などには一切応じておりません。
- ご不明点がある場合は、再度の正式依頼、または専門機関へのご相談をご検討ください。