ロレックス エクスプローラーII Ref.16570 ベルト部のX線分析|ステンレス904Lを裏付ける金属構成を確認

📝 ご依頼内容
正規品として購入されたロレックスの人気モデル「エクスプローラーII Ref.16570」について、
ベルト部分が公称通りの高耐食ステンレススチール(通称904L)で構成されているかどうかを、非破壊で確認したいとのご依頼です。
- 依頼者種別:質屋
- ご依頼品:ロレックス エクスプローラーII Ref.16570
- 地域:愛知県
🔬 分析結果(構成元素の濃度)必須 660円

🔹 鑑定士コメント(任意)+550円
本件は、ロレックスのスポーツモデル「エクスプローラーII Ref.16570」の金属ベルト部のX線蛍光分析に基づく組成検査です。
分析結果により、主成分として鉄(Fe)63.84%、クロム(Cr)17.19%、ニッケル(Ni)13.52%を確認しました。これらはSUS316Lや904L系ステンレス鋼にみられる特徴的な配合比に近く、ロレックスが公式に採用している**高耐食性ステンレス合金(通称ロレックススチール)**の特徴と整合する組成傾向が認められます。
さらに、微量元素としてモリブデン(Mo)やマンガン(Mn)、バナジウム(V)なども確認され、これらも高級耐食鋼に使用される添加元素です。。
以上の点から、本試料は高純度かつ高耐久性を持つステンレス系合金製品であり、ロレックス純正品に多く見られる成分組成と一致する結果であると判断されます。
なお、本分析はX線蛍光分析による非破壊検査に基づくものであり、製造元や真贋を保証するものではなく、成分情報に基づく参考意見であることをご理解ください。
📈 スペクトル分析(任意)+660円


💬 スペクトル分析解説(任意)+550円
今回のX線蛍光(XRF)スペクトルでは、おおよそ 6.40 keV 付近に明瞭なピークが確認されており、これは鉄(Fe)のKα線に相当します。その他にも、約5.89 keV付近のクロム(Cr)Kα線や、約7.48 keV付近にニッケル(Ni)Kα線のピークが観測されました。
ピークの鋭さ(FWHM=半値幅)はおおむね200 eV前後で、装置の分解能としても良好な範囲であり、スペクトルの信頼性は高いと言えます。
また、バックグラウンド(基線)は比較的フラットでノイズも少なく、異常な蛍光ピークや重金属混入の兆候は見られませんでした。これは、合金中に有害元素や異種金属が混入していないことを裏付ける材料となります。
💰ご利用料金のご案内 ※追加オプションあり
項目 | 内容 | 簡易分析 | プレミアム分析 |
---|---|---|---|
構成元素の濃度分析 | 主な金属(例:金・銀)の濃度を測定 | ✅(660円/箇所) | ✅(660円/箇所) |
※鑑定士コメント | 現役査定員の所感を簡易テキストで記述 | +550円 | +550円 |
※スペクトル分析 | スペクトル分析グラフ(装置出力)を添付 | ❌ | +660円 |
※スペクトル分析解説 | スペクトルの読み方・傾向を解説 | ❌ | +550円 |
※刻印確認(画像なし) | 刻印内容をテキストで報告 | ❌ | +550円 |
※刻印確認(画像付き) | 拡大画像+テキスト報告付き | ❌ | +880円 |
※天然ダイヤ判定 | 天然か否かの簡易判定・コメント付き | ❌ | +880円 |
🧪 分析方法について
にじや質店X線ラボでは、非破壊式の蛍光X線分析装置(Spectro SCOUT)を使用し、表層部に含まれる金属元素を高精度で判定します。
660円からの低価格で全国対応。依頼品と分析結果は翌営業日に返送します。
📮 ご利用はこちらから
🔧 備考
※本ページの内容は、ご依頼者様の許諾を得て掲載しています。
※分析結果は、非破壊型の蛍光X線分析装置による表面分析に基づいた参考情報です。
- 本サービスは、素材の構成金属に関する情報を提供するものであり、売買価格・真正性・価値を保証するものではありません。
- ご依頼品の構造や形状、表面処理の状態によっては、実際の材質と異なる結果が出る可能性があります。
- 分析結果や鑑定士コメントは、査定・売却・鑑定などの最終判断の補助資料としてご利用ください。
判断責任はご依頼者様に帰属します。 - 本サービスのご利用または分析結果に基づく判断・行動により生じた損害について、当社は一切の損害賠償責任を負いません。
- 他社の分析結果・鑑定内容との比較、検証、評価に関するご相談には対応しておりません。
- LINEやメール等による追加の真贋相談・価格査定依頼・無料の再解析要求などには一切応じておりません。
- ご不明点がある場合は、再度の正式依頼、または専門機関へのご相談をご検討ください。